Peco’s Journal

いろんなこと書くよ

#43 一年

 

去年の3月からやっていたスーパーのバイト、今日がその最後の出勤日だった。

この1年間の総括を一気に書いてみる。

 

 

仕事内容としては、レジ業務を基本とし、手の空いた時は品出しをしたり、日付切迫の商品の値引き、店内の掃除、ゴミ捨て、など。おかげ様で暇はなかったけど、ただ一つの仕事を黙々とこなすよりも時間配分や作業効率なんかをひたすら追求できたから楽しかった。思う通りに仕事を遂行できた時は、自分がこの店を支配しているような気さえした。*1

 

労働力の中心となっていたのはパートさん達。仕事は無難にこなすし、その点では特に問題はなさそうだった。寧ろ問題があるとすれば、やはり人間関係。パートさん同士でもこの人とこの人は仲が悪い、なんて話も何件か聞いたし、あとは店長とパートさん達が仲悪いと最悪。うちが正にそうで、店のトップの指示が通りにくいのはまぁ地獄だった。日々の諸々が積み重なってそういう状態になってたんだと思うし、上に立つ人って大変だなぁってバイトながらに感じた。やっぱり人って好かれてた方が捗るんだなって思った。

 

レジ業務。一見機械的に見えるかもしれないが、実はかなりの対応力を要する。いや、正確に言うと機械的にこなすこともできる。ただそれだとマジで機械でよくね?ってなるから、少なくとも僕はそうならないようにしてた。将来AIとかに仕事とられたくないし。

 

例えば怖そうなお客さんだなぁと思ったら待たせないように努力したし、年配のお客さんにはテンポをゆっくりに合わせたりした。小さい子の持ってきたお菓子にはシールを貼って手渡しし、「ありがとう」と言われたら必ず「どういたしまして」と返すようにしていた。最初の「いらっしゃいませ」の一言にもなるべく感情を込めるようにして、最後の「ありがとうございました」までちゃんと一言一句、お客さんに届くように言葉を発したつもりだ。

 

 

よく考えてみると、スーパーなんて普通に生活する上ではまずどんな人でも日常的に利用する施設。つまり敷居が低い。マジでどんな人でも来てしまう、来ることができてしまう、それがスーパー。社会の縮図。普通に生活してるとまず出会えないタイプの人間と、たくさん出会ってきた。

 

クレーマーとはいかずとも、悪質な客は多数存在した。むしろクレーマーの方がわかりやすくていいのかもしれない。店員が自分より下の立場だと「勘違い」し、陰湿なマウントを取ることで優越感に浸っているような客もいた。僕がまだ若いから、バイトだから、そんなチンケな理由で舐められていたところもあるのかもしれない。こんなしょうもない奴らもこの社会の一員として存在しているのだという事実に、正直失望した。

 

まぁ、悪いことだらけじゃない。いいこともあった。

 

僕が一番好きだったお客さんは、僕を一人の人間として認識し、接してくれたお客さんだ。例えば品出し中、声をかけられ商品の所在を尋ねられた時、その売り場まで案内すると「お忙しいところすみません」なんて言ってくれるお客さんがいた。「お客様のご案内も仕事のうちですから!」そんな言葉はなかなか咄嗟には出てこないもので、いえいえwなんて言って僕は去っていくわけだけど。でも、そういう人と人とのコミュニケーションとしての素敵な気遣いをしてくれるお客さんが本当にごく稀にいて、そんな人たちが本当に好きだった。

 

 

レジが柔軟な対応と直感、判断力が求められる反面、品出しは純粋な計算能力、空間認識能力が求められた。このブロックにはあと何個品物が入るから倉庫から何個持ってきて、という計算をよくしていた。一番楽しかったのはお酒のコーナー。お酒は常温のものと冷蔵されたもので同じ商品が2箇所に置かれているから、片方だけを見ていても売り場は綺麗に埋まらない。2つの売り場を併せて見ながら品出しができると、とても気持ちが良かった。

 

 

この仕事を通して学んだことはたくさんある。

 

上司を見て、上手な人付き合いの仕方を学んだ。

レジ業務を通して、臨機応変な対応力を学んだ。

品出し業務を通して、効率の追求の仕方を学んだ。

そして何より、仕事をすることの楽しさを学んだ。

 

 

社会に出る前に、本当に良い踏み台にさせてもらった。たくさん褒めてもらって、自分に自信もつけられた。ある程度やりたいこともさせてもらえて、個人的にも達成感があった。

 

この1年間で培ったことを忘れずに、春からも頑張ろう。

 

 

 

 

 

 

 

*1:んなわけあるか